トップ > ぼったくりニュース > ぼったくり店を増やしただけだった「歌舞伎町浄化作戦」

ぼったくりニュース

ぼったくり店を増やしただけだった「歌舞伎町浄化作戦」

日刊ゲンダイDIGITAL
2016年10月27日 13時00分
ぼったくりニュース一覧へ戻る


 今の監視社会は、ここから始まったとみる向きもある。2002年2月、新宿・歌舞伎町に50台の監視カメラが設置された。ところが同年9月、歌舞伎町のど真ん中にある喫茶店で日本の暴力団幹部が中国人マフィアに射殺される事件が発生。

「メンツを潰された警視庁は翌03年4月に、1000人余りの警察官を動員し、歌舞伎町の風俗店や暴力団の一斉取り締まりに乗り出したのです」(警視庁OB)

 同年10月、都は法務省などと「首都東京における不法滞在外国人対策の強化に関する共同宣言」を発表。石原は「5年間で不法滞在者を半減させる」とブチ上げた。

「浄化作戦は石原さんの『シナ人』発言に象徴される“外国人嫌い”と相まって強化された。警視庁などは05年2月末までに風俗店約280店を摘発し、そのうち7割以上が廃業に追い込まれた。外国人は一気に1000人以上も摘発されました」(捜査事情通)

 同年4月には客引きなどを禁じる都迷惑防止条例とぼったくり防止条例の改正条項が施行され、歌舞伎町のフーゾクは、ほぼ壊滅状態に。風俗ライターの蛯名泰造氏が言う。

「確かに歌舞伎町は浄化された。しかし、是非はともかく、最古の職業といわれる売春を根絶できるわけがありません。石原さんに追われて難民と化した風俗業者は23区外や埼玉など地方の繁華街に流れ、地下に潜っていった。泣き寝入りが多いので警察の統計には表れませんが、荒稼ぎしながら転々とするゲリラ的なプチぼったくり店は確実に増えている。行き場所を失って路上売春、いわゆる“立ちんぼ”に落ちた風俗嬢も少なくない。梅毒などの性病が蔓延しているのは、店舗による管理がなくなったことと無関係ではないでしょう」

...続きを読む>>

コメント 0件

コメントする
名前
コメント
画像認証
CAPTCHA Image
認証画像を変更する
▲ページトップ