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VシネマでGO!

VシネマでGO!

2016.10.24更新

津田篤インタビュー

 最新Vシネマ作品をピックアップしてご紹介する好評企画も、今回でついに1周年!第12回目は、今やVシネマ界に欠かせない俳優のひとりである津田篤さんにご登場いただきました!最新作『RAPE探偵 不倫の部屋』にまつわる話や、「days」シリーズでもコンビを組む越坂康史監督との談話に注目です!


――この企画、男性俳優の方に登場いただくのは初めてなんですよ。

津田「そうみたいですね。僕なんかでいいのかなっていう気もしますが……(苦笑)」

――何をおっしゃいますやら! 早速ですが、最新作『RAPE探偵 不倫の部屋』ではクレジットこそ2番目でしたが、ほとんど主演と言えるぐらいの役柄でしたね。

津田「ありがたいことです。『days』シリーズでもそうですが、越坂監督の作品では、登場シーンの豊富な役柄をいただくことが多いです」

――今回の作品はどのような形で撮影されたのでしょうか。

津田「7月アタマ頃に、確か4日間で撮りきったと思います。今回は探偵役ということだったので、台本を読んだ段階で『探偵物語』を急いでレンタルして、松田優作さんを参考に……」

――なるほど、確かにそのエッセンスが入っていたように思います。

津田「そう言っていただけるとありがたいです。越坂監督をはじめ、Vシネマの現場ではわりと好きに演じさせてくれる現場が多いんですよ。なので、今回も様々なところから情報収集をしながら、自分の中で“俊作”像をイメージしたうえで撮影に入りました」

――完成版をご覧になっての感想を教えて下さい。

津田「テンポよく、面白い作品に仕上がっているのではないでしょうか。Vシネマ作品は劇場版に比べ時間も短いので、重くなりすぎないですし、気軽に観て頂けるという特色がある思います。主演の女性を中心にご覧になる方がほとんどだとは思いますが、話の筋や場面の展開など、細かいところまで観て頂けると、役者冥利に尽きるかなと」








インタビュー中も謙虚な姿勢が印象的だった津田さん
 

――これまで数々の役柄を演じられてきた津田さんですが、Vシネマへ出演するにあたり、気を付けている点、モットーなどありますでしょうか。

津田「やはり劇場公開作などと比べると、突飛な役柄を演じる機会が多いと思うんですね。それらをひとつひとつ深く考え込んでいくと『こいつはいったい今何を考えているんだ!?』と、自分の中で悩み込んでしまう事もあるんです。なので、突飛な役柄はわりと直感的と言いますか、思うがままに演じることが多いですね。心の広い監督さんに恵まれているので、いろいろ試行錯誤しながら」

――今回も例に漏れず“レイプして事件を解決する探偵”ですもんね……。

津田「そうですね(笑)。『days』シリーズもそう。ただの二面性を持った警官ではないですから。撮影現場はほとんど監禁現場なので、撮影中は自分が監禁されているような気になってきて……。撮影が進むにつれてノッてくるというか、アドレナリンが出ているんでしょうね。後になって突き抜けた演技ができたな、と思えた時は達成感があります」

――短期間であまりに特徴的な役柄を演じ切るのは、他の役者さんとは違った苦労があるのですね。共演される方も、アダルト界のトップに位置する女性がほとんどだと思います。

津田「その点はやはり少し気を遣いますね。純粋に芝居を一直線にやられてきたわけではないと思うので、現場の空気感もアダルトの撮影とは全然違うでしょうし。ただ、今回の範田さんはもちろんですが、お芝居の上手い方も非常に多いです。過去にこの企画で紹介されている『若妻同窓会』で共演した古川いおりさんも、とてもやりやすかったですね」

――今まで共演された中で、特に印象に残っている方についても教えていただけますか。

津田「うーんと……。ここ数年だと『48days』でご一緒した島村舞花さんでしょうか。お芝居に感心したのはもちろんですが、拘束されている中でおにぎりを食べるというシーンがあったんですね。どうやって包装フィルムを剥いたり、食べたりしようかと何人かで相談していたところ『こうするのがいいと思います!』と実践してくれて。どうやら台本を読んだ段階で、シーンごとの具体的な演技をかなり練習されてきたみたいで、その熱は今でも印象に残っています」

越坂「あと、彼女の“泣き”の演技ね」

津田「そうそう。役者にとって“泣く”演技というのはひとつの関門みたいな部分があり、出来る人、出来ない人がどうしても出てくるんです。僕も結構苦労した経験が……」

越坂「彼女は『10秒ください!』と言って、ホントにそのぐらいでポロポロと……。後日、本人に“泣き”の演技について聞いたところ、『単純に泣けるかどうかではなく、演技に感情が伴うかどうかが重要だ』というようなことを言っていて、僕にとっても印象的な役者さんですね」

――越坂監督と津田さんの最初の接点というのはどのあたりになるのでしょうか。

越坂「2〜3年前の『裏麻雀美神列伝 闇打ちのユメ』という作品が初めて。谷崎の『春琴抄』じゃないですが、盲目になって伝説の雀士へ近づいていくというような筋の話。これもほとんど主役みたいな扱いだったんじゃないかな」

――その時津田さんを抜擢されたのはなぜだったのでしょう。

越坂「先ほどから話に上っているように、Vシネマは結構突飛な話・役柄が多いですよね。これまでは変わった役者が変わった役を演じるパターンが多かったですが、そこへ津田さんを持ってくるのは面白いんじゃないかと。Vシネマ“通”の方は作品を通して、津田さんはドギツイ役者さんだというイメージがあるかもしれませんが、本来彼は透明感のある役者さんなんですよ」








二度目の登場となった越坂監督。『RAPE探偵』は仲間内で飲んでいる中、偶然発想したテーマなのだそう
 

――ちなみに津田さん、好きな映画のタイトルを教えていただけますでしょうか。

津田「僕はわりと恋愛モノが好きでして。『いま、会いにゆきます』とか、世間的には王道の感動できる作品が個人的には……」

――ドロッとした70年代の邦画が挙がるかと思っていました(笑)。

津田「ハハハ、期待を裏切ってしまいすみません。結構ミーハーなもので」

――越坂監督がおっしゃる通り、ファンの方はアクの強いイメージを持っていると思います。

津田「それは非常にうれしいこと。アクが強いとか、存在感があるというような感想は一番の褒め言葉だと思っています。若者の役をやらせていただくことが多い僕ですが、実際はアラフォー。ここまで役者を続けて来られたのは、なにより自分自身の“芝居がやりたい”という想いを大切にしてこられたからだと思うんですね。ピンク映画やVシネマで濃い役柄を演じるのはもちろんですが、今までに培った経験を、今後さらに広いフィールドで生かしていければと思っています。」

――ありがとうございました!


取材の記念に2人で固い握手を
 



不倫部屋の殺人。美しすぎる女の死体。男は、レイプして事件を解決する。

ある女性の殺害現場。刑事の羽鳥に呼ばれた探偵・後藤俊作が現れる。
レイプした相手の記憶が読める特殊能力を持つ後藤は、被害者である楠野みゆきの体に自分の体を重ね始めるが……。
大ヒットシリーズ「days」の監督・キャストたちが仕掛ける衝撃のミステリー!


『RAPE探偵 不倫の部屋』
出演:範田紗々、津田篤、吉原麻貴、小林麻祐子、川手淳平、川奈龍平、吉沢眞人 ほか
監督・脚本・撮影:越坂康史  原作:はまるやまはる「レイプ探偵・不倫の部屋」
(C)2016 オルスタックソフト販売
【レンタル】10/29(土)レンタル開始予定!! 【セル】10/29(水)発売予定!!


津田篤

高校在学時より養成所に出入りし始め、進学を機に本格的に演技の世界へ。2005年、29歳の頃よりピンク映画・Vシネマに出演、以後は現在に至るまで多数の作品に出演し、業界内でも独特のポジションを築く。年内にはミスター・ピンクことピンク映画界の巨匠、池島ゆたか監督による出演作の公開も控えている。
【ブログ】http://blog.livedoor.jp/atushitsuda/
【ツイッター】https://twitter.com/tsuda100c


次回の更新もお楽しみに!


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